挑戦

No.10 2019年04月2日 01時19分07秒



新元号も決まり、日本中が「次へ」な雰囲気になっていることはとてもいいことだと思う。
そういえば今日、ネットニュースで、キンコン西野さんが近畿大学の卒業式で語ったスピーチを読んだ。
文字面だけ読んでも面白い語り口はさすがだなあと思ったのと、スピーチの最後に出てきた「挑戦」のメッセージに激しく同意した。

僕も常々、若い人達に向けて、挑戦することの大切さを伝えてきた。
どんなに小さなことでも、どれほど馬鹿げていることでもいいから、とにかく、挑戦すること。
確かに、挑むことで受ける傷も痛みも苦悩もある。
それでも、挑むことでしか得られないものがあるはず。

昔、あるセミナーで講師をさせていただいた時も、僕は参加者に挑戦を求めた。
セミナー終了後に、ある若い男性が自分の夢を語ってくれて、でも、実現は難しいとのことだった。
そこで僕は、まずは「実現出来ない理由を100個」書き出して、そのうえで、僕が一緒に「実現できる方法を200個」考えてあげる、と提案した。

マザーテレサはこんな言葉を残している。
神様は、あなた方に、成功することではなく、挑戦することを望んでいる。

神様がいるかどうかは置いといて、僕自身も、そして周りの人達も、常に挑む人であってほしいと思う。

今日、がんばってウォーキングするぞ、でもいい。
今日、勇気を出して告白する、でもいい。
今日、胸の奥にずっとしまってあった夢を実現するために事業計画をしてみる、でもいい。
今日、難しい問題が山積みだけど、ずっと働きたいと思っていた会社へアプローチしてみる、でもいい。
今日、会いたかった人に会いに行く、でもいい。

明日、または次の日、もしかしたらずっと先かも知れないけど、今日の挑戦は、必ずあなたに力を与えてくれる。
その積み重ねが、いつの日か、山をも動かす。

僕も今月で47歳。
デザイナー人生があと何年残っているのかはわからないけど、常に挑むデザイナーでありたい。
そのほとんどを蹴散らされたとしても、その後ろに、道が出来ていればいい。
アスファルトの立派な道じゃなくても、けもの道程度のあぜ道だったとしても、ないよりはいい。
ダサくても、泥臭くても、どんなにがんばっても三宅一生さんのようなかっこいいデザイナーになれなくても、それが自分らしさなのだから、まあ、仕方ない(笑)。
少なくとも、僕が憧れた柳宗理さんなら、「まあ、がんばれ。」と言ってくださる気がする。

元号が変わったからといって、それで世界が平和になるわけでも、悲しみのない世界になるわけでもないけど、何かのきっかけにするにはちょうどいい。
僕も、自分の目的に挑み続けようと思う。
実現出来ない理由は千を越すだろうけど、挑まないというカードは持ってないので仕方ない。

今年、卒業する人、新しい生活が始まる人、新元号になる今をきっかけにする人などなど、とにかく挑み続けましょう。

明日の世界を、今日よりもちょっとずつ、良くしていくために。

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